2015.2.13(金)  Spring is just around a corner!

日本でいう立春の日、「本当にここから春への扉が開くんだ〜!」と心が浮き立つような美しい空に
私は自分でも驚くほど心躍っていました。
前の日にランチしながら、久しぶりにキリッとした日射しが差し込んでいた庭を見て、
夫と「枯れ木もなんだかシャキッとしてきたよね」なんて話しをしていたばかり。
気温は更に一段と寒いけど、日射しは明らかに輝きを増してきて、
本当に、今日から春が始まった!と、私は心が跳ねるのを押さえられませんでした!!


・・と、あの日は本当そうに思っていたのに、今週はずっと重たい空。枯れ木はやっぱり寒そうで、
「そうよね、これからが寒いんだものね・・」と初めての冬の寒かった事を思い出しました。
でもね、道ばたにはクロッカスが少しずつ顔を出していたり、花屋やマーケットには水仙が出始めていて、
空は重たいけれど、もう春の匂いが鼻をくすぐっています。

Spring is just around a corner!

春はもうすぐ!きっと!!


さて、そんなアップダウンの激しいここのところ、私はアルバム最後の曲をレコーディングしていました。
そして、今日やっとMIX作業が終了!
アルバム完成まで、再来週のマスタリングを残すのみ。
あと一日!

やっとここまでたどり着きました。
昨年からちょこちょこレコーディングしていた新しいアルバム。
みんなのスケジュールの都合で、毎月1週間とか10日とかレコーディングしてはまた3週間時間が空いて・・
などといつもとは違う短期集中型でやっていましたが、延べ5ヶ月の時間がかかり、
今日ようやく全貌が見えました(笑)。
途中、冬のライブのリハーサルがあったり、歌入れ最終予定日に急遽1日だけ弾丸で
日本に帰国することになったり、12月は日本でのライブがあり、その後年末の数日、
日本のスタジオで2曲の歌入れをして大晦日にロンドンに戻り・・・。
と、目が回るような日々。

そして今年に入って、私は「カドガンホール」という美しい会場で、
ロンドンでの初めてのコンサートを行いました。
その時に感じた、今まで味わった事の無い不思議な感想や、来て下さった皆さん、
そしてこのライブを成功させるために支えてくださったミュージシャン、スタッフ、
関係者の方々への感謝の思い・・ここでご報告したい事は山盛りでした。
しかし、その前に入って来た、日本中をいや世界を震撼させた残虐なニュースに、怒りや不安、
悲しみや絶望が入り交じったとてつもない重く苦しい気持ちが渦巻いて、ここで私個人の喜びを
語る事ができませんでした。
その後悪夢は現実となり、悲しみや怒り絶望、そしてここに居る事の不安が私達を包んでいます。
でもそんな中でも日常は過ぎていきます。
やはり、私達は皆それぞれのやるべき事をしっかりやっていくことしかできません。
こんなネガティブなエネルギーに覆われていても、音楽がすこ〜しでも心を癒す事ができるのなら、
作品を制作できたことに私は心から感謝します。


春をまた遠くに感じてしまったのは、この心の重さ故なのかもしれません。
そういう意味では、春は本当になかなか来ない、重い空の下で過ごす・・
これからそんなことになるのかもしれませんが、
だからこそ、心にはそれぞれの日射しを感じられる事を願っています。


音楽がそんな一筋の光線になれることを信じて・・。



あ、カドガンホールLIVEのことは、また後日ここでご報告させてください。



                                     今井美樹

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